【全文】皇后さま、58歳誕生日 「あの幼かった愛子が…」と感慨深く 眞鍋淑郎さん、大谷翔平選手に「希望」も

2021年12月9日 00時00分

伝統工芸品を御覧になる天皇皇后両陛下(宮内庁提供)

 皇后さまは9日、58歳の誕生日を迎え、宮内庁を通じ文書で感想を公表された。1日に20歳になった長女・愛子さまについて「長かったようにも、あっという間だったようにも感じられます」「あの幼かった愛子がもう成年かと思いますと、信じられないような気持ちもいたします」と感慨深く振り返り、「これからもさまざまな経験を積み重ねながら一歩一歩成長し、成年皇族としての務めを無事に果たすことができますよう願っております」とつづった。
 長引くコロナ禍による自殺者の増加や経済的苦境に「胸が痛みます」と心を寄せて早い収束を願い、10年の節目を迎えた東日本大震災や、熱海を始めとする土砂・豪雨災害の被災者へ哀悼の意を表した。
 また、東京五輪・パラリンピックをテレビ観戦したこと、眞鍋淑郎さんのノーベル物理学賞受賞や「二刀流」で大リーグMVPを獲得した大谷翔平選手の活躍にふれ、「多くの人々に勇気と希望を与えた」とした。
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◆皇居への転居、時間を取ってなじんで

 皇后さまの病状について、公表された医師団見解の要旨は以下の通り。
 これまでも医師団が説明してきた基本的な考えを踏まえ、治療を継続されている。3月の東日本大震災10周年追悼式など都内行事には両陛下で訪問した。新型コロナ感染症のため地方行事はオンラインとなったが、東日本大震災の復興状況視察など11回あった。天皇陛下を支え、できる限り国民との触れ合いの機会を確保しようと努めている。皇居での養蚕も楽しみながら取り組み、成年を迎えた愛子さまを母親として温かく見守っている。
 新型コロナのために活動が制限され、体調が整いにくくなっている中、工夫を重ね体調を整え、活動を続ける努力をしていることは自信につながる望ましいことと考えている。
 一方、依然として回復の途上にあり、体調には波がある。大きい行事の後や行事が続いた場合、疲れがしばらく残ることもある。特に今年は皇居への転居があり、生活環境が一変した。十分に時間を取って新たな生活になじんでいただきたい。私的な部分でも活動の幅を広げることが大切。
 これまで同様、治療を続けていただくことが大切なので、引き続き温かく見守っていただきたい。
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