爽快ロードバイク コロナ禍 世界で人気↑ 50代記者が初挑戦!!

2021年12月9日 07時30分

千葉県市原市内をサイクリングする筆者

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、世界的なサイクリングブームが続いている。中でも遠出ができるロードバイクは、運動不足を解消できるのが魅力だが、初心者には乗るまでのハードルが高い。53歳の私は今秋、千葉支局に異動したのを機に豊かな自然に囲まれた当地で、初めてロードバイクを体験した。 (安藤淳)
 元々レース用に作られたロードバイクの特徴は、空気抵抗を減らす前傾姿勢のハンドルや加速しやすい軽いフレーム、摩擦を減らしてスピードを出す細いタイヤで、舗装路を高速で長時間走ることにある。
 まず大事なのは自分の体に合ったフレームを選ぶこと。手を伸ばしてハンドルとの距離が短いと、体が起き上がりスピードが出ず、逆に遠いと過度に前傾姿勢になって疲れやすい。
 千葉市中央区のバイシクルセオ アリオ蘇我店の古宮祐介さん(38)は「手や足の長さ、体の柔らかさは人によって異なるので、合わないとけがや体の不調につながる」と、専門店でのフィッティングを推奨する。

自転車の選び方を説明する古宮祐介さん=千葉市で

 次は予算。自転車はブレーキ、ギア、チェーン、ホイールなど多種多様なパーツがあるが、初心者は最初から必要な部品が付いている完成車を買うのが、経済的でお薦めだ。初心者向けなら十万円強から。フレームはアルミが安価だが、カーボンは軽量が長所だ。
 大体の予算とグレードを決めて、いざ買おうと自転車店を何店も回ったが、自分に合うものが少ない。カタログで予約注文をしようとしても、店員から「新型モデルの納車は早くて数カ月先」と言われた。

オーダーメードのロードバイク。構造はシンプルで、好みの部品で組み立てることもできる

 自転車部品大手のシマノによると、特に欧州では、専用レーンの整備など各国政府の後押しもあってロードバイクは人気となり、市場の在庫は少ないという。日本での需要増に対応するため、「多くの注文に追い付くため増産の努力を続けている」(同社)という。
 とはいえ、せっかく千葉に来たのだからと、古宮さんのお店にあった現物で、身長一七八センチの体にあう国内メーカーの「アンカーRL6D」を買った。
 待望の初乗り。まず筋肉痛にならないように、脚のストレッチから。入念に伸ばさないと筋肉痛だけでなく、一日の終わりに脚の至る所が痛くなるそうだ。千葉市の稲毛海浜公園から会社の先輩と出発し、花見川サイクリングロードを八千代市の「道の駅やちよ」まで北上した。
 快晴のためか、普通のサイクリングのほか、お年寄りの散歩、ランニング、家族連れ、釣り客らが行き交う。「歩行者に気を使え」と先輩の声が飛ぶ。ストップ時の追突防止のため、後続の自転車に手で「止まります」の合図を送ることなどを習った。一般の自転車よりスピードが出るため、前方をよく注意するなど安全運転を最優先する。

筆者=千葉県市原市で

 往復で約三十キロのコースだったが、終盤で右膝の裏が痛くなった。右足で強く踏む癖があったようだ。二回目は佐倉市まで往復約八十キロを走ったが、左右バランス良くペダルをこぐことを心掛けると、膝の痛みはなかった。ただ、お尻とハンドルを持つ手が痛い。この辺は慣れていくしかない。
 サイクリングロードの両側に咲くコスモスなど花々の香りを嗅ぎながら、川面を眺めて走るのは爽快だ。道の駅では農家が握ったいなりずしをほおばり、佐倉では地元で有名なとんかつを味わった。何より中年になって新しいことを始めた喜びを感じている。

関連キーワード


おすすめ情報

ライフの新着

記事一覧