児童の絵のLINEスタンプ いじめ防止につなげて 横浜市立山内小PTAが作成、販売

2021年12月10日 07時39分
 十二月は横浜市いじめ防止啓発月間。いじめ防止につなげようと、市立山内小学校(青葉区)のPTAが、児童たちの描いた絵から無料通信アプリ「LINE(ライン)」のスタンプを作成、販売している。スタンプは、同校のマスコットキャラクターが温かい言葉を優しく語りかける。佐藤正淳校長は「SNS(会員制交流サイト)との付き合い方について考えるきっかけにしてほしい」と話す。(丸山耀平)

山内小学校の児童たちが描いた絵から作成されたスタンプ(dokukinokoさん提供)

 「たまには、休んで!」「君ならできるファイト!」−。百七十八種類あるスタンプは、ケヤキをモチーフにした同校のマスコットキャラクター「ケヤリーフ」のイラストとともに、児童たちが考えた「あったかことば」が添えられている。
 発案したのは、同校に長女が通うイラストレーターの「dokukinoko(どくきのこ)」さん。小中学校時代にいじめに遭った経験があり、一月、NPO法人「再チャレンジ東京」(東京都新宿区)が主催する「いじめ自殺防止コンテスト」に応募。地球がハートを抱きしめるデザインの作品が、ゆるキャラ部門で最優秀賞に選ばれた。
 一昨年と昨年、PTAと協力してケヤリーフのスタンプを作成してきたが、今年は「未来のいじめが少しでもなくなれば」との思いから、学校側に掛け合って「いじめ防止」をテーマに児童たちと一緒にスタンプを作ることにした。
 スタンプのタイトルは「みんなのあったかことば」。児童たちがいじめ防止への意識を高められるよう、「友だちにかけたい温かい言葉」を考えてもらった。六月に絵と言葉を募集したところ、百七十八人が応募。どくきのこさんが一枚ずつパソコンに取り込んでイラストを完成させ、九月から販売を開始した。
 どくきのこさんは「以前のいじめは言葉や暴力だったが、今のいじめは外から見えにくいものに変わってきている。SNSを温かいコミュニケーションに使う意識を心に根付かせてほしい」と願っている。
 スタンプは学年別に分かれ、計六セットある。一セット百二十円(税込み)。ラインのスタンプショップで購入できる。売り上げは寄付する方向で、児童たちと今後考えるという。

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