パンツェッタ・ジローラモ×二子玉川公園 リフレッシュに欠かせない場所 

2021年12月22日 10時02分

日本の四季を感じるお気に入りの公園へ

「この公園はどの季節も花がきれいで、植えられた植物で四季を感じることができるんです。サクラやフジ、アジサイはよく知られていますが、それだけじゃない。さまざまな種類の花が咲いていて、毎日来ているとその変化に気づくんです」
 二子玉川駅から徒歩9分の場所にある世田谷区立二子玉川公園がお気に入りだという、タレントのパンツェッタ・ジローラモさん。公園内を歩きながら「あそこには春になるとこんな花が咲いて……」と、まるで植物学者のように花の名前をすらすらと言いながら公園を案内してくれた。
「普段からこの公園に来て、散歩やランニングをしています。朝早く来ると、見晴台から見る富士山がとってもきれい。たまに高尾山も見えますよ。あと、春はクローバーの花が咲いて一面真っ白になるところもあります。そこでクローバーに詳しい人とも出会いました。僕は“クローバー博士”って呼んでいるんですけど。コロナ禍の自粛期間中は身近な公園での出会いが多くて、人との距離が今までよりも近く感じました」と話しながら、スマホケースをぱかっと開けて、クローバー博士にもらったというクローバーのしおりを見せてくれた。
 ジローラモさんは、イタリア・ナポリ出身。ナポリは美しい海や山がある自然豊かなイタリア南部の街で、海沿いの公園や大きな国立公園をはじめ、日常のなかに公園がある街だという。
「僕が学生のとき、イタリアの学校は9時に始まって13時には終わっちゃう。家に帰ってご飯を食べて宿題が終わったら、公園や庭で友達とサッカーをしていました。日本の場合は野球のほうが日常的だと思うけど、ナポリはサッカー。公園はサッカーをしたり、人と出会ったりする場所でした」
 建築一家に生まれたジローラモさんは、自身も建築の道に進んでいく。ナポリ市街や郊外で、地震災害にあった古い建物の修復を行っていた。
「父も兄も建築の仕事をしていました。イタリアの場合、親が会社をやっていることはとってもラッキー。だって会社を受け継ぐことができるから。大学を出ても仕事がない人もいるんです。イタリアだと仕事はコネクションの世界でもあるし。だから、仕事があることはとってもラッキーなんです」

日本語学校の学生から一変、人気外国人タレントに!

 ジローラモさんが日本に初めて来たきっかけも仕事だった。日本人建築家の資料を集めるために来日し、イタリアに帰る飛行機で現在の奥様と出会い結婚。その後再び日本を訪れ、日本での生活がスタートした。
「日本に移住しようと決めていたわけではなく、イタリアに仕事があり、当時はバブルの時代で余裕もあったので、気軽な気持ちで来日しました。ですが、僕が日本でなにか始めようとしても、イタリアとはやり方が違うし、言葉も伝わらないから、まずは勉強しようと思って日本語学校に通いました。当時通っていたのは宣教師のための日本語学校だったので、めちゃくちゃ厳しかった。ですが言葉だけじゃなく、日本の文化を教わったり、漢字を覚えるために漢字の成り立ちから勉強したりもしました。当時は英語もできなかったので、日本語と一緒に英語も勉強していたんです。大変だったけれども、そのおかげで、人前でスピーチできるまで上達しました」
 そうしたなかでジローラモさんにとって大きな転機が訪れる。NHK教育テレビの番組『NHK外国語講座 イタリア語会話』がイタリア人の出演者を探すため、当時ジローラモさんが通っていた日本語学校で出演者オーディションが行われ、ジローラモさんが抜擢された。これがきっかけで日本での仕事が躍進していった。
「番組内では自分の衣装を自らスタイリングしていました。それを見て、日本の有名デザイナーたちがスポンサーとして衣装提供してくれるようになったんです。そこから、ファッション業界にも仕事が広がりました。あとは、ご縁があって僕が書きたかった本を書いたり、エッセイを連載したり。書く仕事も好きなのでおもしろかったし、またやりたいですね。あとはサッカーの番組で仕事もしました。こちらもご縁あってのこと。自分からどんどんコミュニケーションを取ることが大事ですね。待つだけだと仕事は止まってしまいます」

ジローラモさんが実践してきた仕事の流儀とは?

 現在は、雑誌『LEON』でモデルとして活躍しているのはもちろん、YouTubeで『ジローラモのジローちゃんねる』を配信していたりと、年々活躍の幅を広げているジローラモさん。多彩なジャンルで仕事をされる秘訣を聞いてみると、
「日本には“接待”という言葉がありますが、僕はたくさん接待していますよ。プロダクションに入る以前は、サッカーのチケットをいっぱい持っていて試合に招待したりとか、相撲の升席のチケットを取って人を呼んでいました。そういうつながりのなかで仕事が来ていました。最近はゴルフや釣りを楽しんでいます。ゴルフも楽しいからやっているのですが、今まで関わりのなかった世界の人たちとつながっています。昔は朝早く起きなきゃいけないからゴルフしようなんて思わなかったけれどね(笑)。釣りは東京湾でカジキマグロを釣ったりしています。船の世界もおもしろいんですよ。ひとつの世界だけでなく、いろいろな世界を見て、人とコミュニケーションを取っていくことが大事じゃないかな。あとは、こういうメディアに出たときに、僕が“こんなことやりたい”って話せば、それを見た知り合いが声をかけてくれるかもしれない。そんなふうに考えて、仕事につながるきっかけを作ることも大切ですね」
 公園から船の上まで、どんな世界の人とも分け隔てなくフレンドリーに接するジローラモさん。最後に、ジローラモさんにとって二子玉川公園はどういう場所かを尋ねてみた。
「リフレッシュするところですね。僕は走ったりするのでジムにもなっています。出会いもあるし、季節の花はきれいですし、富士山や高尾山も見えるし。とくに雨上がりの朝はどこまでも見えて、とっても爽やかな気持ちになれますよ」

◇都内公園図鑑 ジローラモさんオススメスポット

二子玉川公園
多摩川のそばに位置する自然豊かな公園。「公園内にも公園(日本庭園)があって、そこもきれいなんです。季節が表す植物を見ることができる。日本人は公園を造るのが上手ですね」
世田谷区玉川1-16-1
二子玉川公園URL

水元公園
葛飾区と埼玉県三郷市との県境に位置する池『小合溜井』に沿って造られた、都内で唯一水郷の景観をもつ公園。「東京で一番広い公園です。先日撮影で行きましたが、とても美しい場所でした」
葛飾区水元公園3-2
水元公園URL 
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ありがとうございました。


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◇PROFILE
パンツェッタ・ジローラモ
イタリア・ナポリ出身。1988年から日本在住。以降、多数雑誌、番組などで祖国イタリアについて紹介。2014年3月、雑誌『LEON』(主婦と生活社)にて、「連続して最も多くのファッション誌の表紙を飾った数(男性モデル)」という記録名でギネスに認定。現在も記録更新中。YouTubeチャンネル『ジローラモのジローちゃんねる』も好評配信中。


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