大岡議員 雇用助成金返還へ 「適切」会見から3時間…石原伸晃氏の内閣官房参与辞任受け一転

2021年12月11日 06時00分
新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金を受給したことにに関し、記者会見する大岡敏孝環境副大臣=10日午後、東京・永田町で

新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金を受給したことにに関し、記者会見する大岡敏孝環境副大臣=10日午後、東京・永田町で

 環境副大臣の大岡敏孝衆院議員は10日、自らが代表を務める自民党支部が受け取っていた約30万円の雇用調整助成金(雇調金)について、当初の記者会見では返還を否定したものの、石原伸晃・内閣官房参与の辞任後に一転、「国民の皆さまの誤解を招きかねない」として返還する考えを示した。
 大岡氏は午後5時からの会見で、「多数の疑問の声をいただいているが、新型コロナで先が全く見えない中、私が事業主として(雇調金の受給申請を)判断した。秘書らの雇用と給与を維持するためで、不適切なことはないと考えている」と、身ぶり手ぶりを交えながら正当性を主張した。
 大岡氏によると、給付対象とした私設秘書四人と事務員1人は、自民党滋賀県第1選挙区支部の常勤者。「感染拡大防止の観点から交代で休業させた」とし、昨年4月分の10万8799円、5月分の19万5000円を8月24日に申請し、9月3日に給付決定を受けたという。
 大岡氏は「政治団体も事業所」と強調。雇調金は「雇用保険料を支払っている事業所が対象になっており、労働者が誰に雇用されているかにかかわらず、等しく対応されるもの」と説明した。
 大岡氏は「政治家としてどうこうということではなく、従業員、職員を預かっている身として判断した。手続きは適正に行われた」と主張し、雇調金について「特に返還する理由はない」としていた。
 だが、会見終了からほどなくして、石原氏が助成金受給問題で辞任。大岡氏は午後8時すぎにコメントを出し、「速やかに返金する」と方針を転換させた。(池田悌一)

関連キーワード


おすすめ情報

社会の新着

記事一覧