上瀬谷新交通、2027年「花博」前の開業断念 バス中心に代替案検討 横浜市長が議会で表明

2021年12月11日 07時06分

2027年に花博開催が予定されている米軍上瀬谷通信施設跡地(4月撮影)=横浜市瀬谷区、旭区で、本社ヘリ「おおづる」から

 米軍上瀬谷通信施設跡地(横浜市瀬谷・旭区、二百四十二ヘクタール)と相模鉄道瀬谷駅周辺を結ぶ新交通システムの導入計画を巡り、山中竹春市長は十日の市議会本会議で、跡地で二〇二七年三〜九月に開催を予定する国際園芸博覧会(花博)前の開業を断念する考えを示した。バスなどの代替輸送手段を検討するという。(丸山耀平)
 山中市長は、新交通の運行事業者として事業参画を依頼した第三セクター「横浜シーサイドライン」が先月、参画しない意向を示したことを受け、「年内の事業者決定や速やかな特許申請は困難。スケジュールの見直しが必要」「博覧会開催時の新交通システムの活用は難しくなった」などと述べた。福地茂(自民)、山浦英太(立民)、木内秀一(公明)、古谷靖彦(共産)の四議員の一般質問に答えた。
 市は新交通を跡地と瀬谷駅周辺の約二・六キロ区間に整備する方針で、花博開催前の開業を目指していた。山中市長は「開催や地域の日常生活に支障をきたさないよう、バスの定時性や速達性を確保できるような代替の輸送システムを早急に検討する」と説明した。
 市によると、バスを中心に今後検討する。市は花博開催後、跡地にテーマパーク誘致を計画しており、新交通システム導入の検討は引き続き進めるという。
 新交通を巡り、横浜シーサイドラインはテーマパークの事業主体や内容が未定であること、採算性や継続性が見込めないことなどを理由に「現時点で参画はしない」と回答。市は計画の見直しを迫られていた。

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