今年1月導入「シンクライアント」 公文書のデータ管理 新方式で政府と野党対立

2019年12月4日 02時00分
 内閣府が公文書の電子データの管理で今年一月から導入した「シンクライアント」方式を巡り、政府が消去したデータの復元を不可能とするのに対し、野党は可能と反論し、見解が対立している。
 新方式は、電子データをサーバーで一元管理し、個人が使うパソコンなどの端末にはデータが残らない仕組み。従来はサーバーと端末が連動せず、サーバーでデータを消去しても、端末には残る可能性があった。内閣府は四年ごとに公文書のデータ管理方式を変更しているという。
 内閣府は三日、立憲民主党など野党でつくる桜を見る会追及本部で、新方式について「サーバーのデータは破棄するとバックアップ(予備)も保管期限が過ぎた後は復元することが不可能」と指摘。サーバーは民間業者が運用しているとした。変更の理由については二日の参院予算委員会の理事懇談会で「端末から個人情報が漏えいしないようにするため」と説明した。
 三日の追及本部では、立民の石垣のり子参院議員が、新方式では一定期間で予備データが消えるサーバー以外にも、災害対策などで遠隔地に別のサーバーがあり、データが保存されていると指摘。「シンクライアントだったら逆にデータは残っている」と強調した。 (清水俊介)

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