東急東横線、線路内で陥没 6万人超に影響 日吉-元住吉間で直径最大2メートルほど

2021年12月13日 21時32分

線路下の「バラスト」と呼ばれる敷石の一部が陥没した現場を調べる作業員ら=13日午後3時53分、横浜市港北区で(本社ヘリ「おおづる」から)

 13日午後2時45分ごろ、横浜市港北区日吉の東急東横線日吉-元住吉間で、上り線の線路下のバラスト(砕石)が陥没しているのを、徒歩で巡回中の保線係員が見つけた。修復のため東横線は武蔵小杉-菊名間で午後5時40分ごろ、並行する東急目黒線は武蔵小杉-日吉間で午後5時20分ごろまで、いずれも上下線で運転を見合わせた。計161本が運休し、6万3700人に影響した。(加藤益丈、酒井翔平、奥野斐)
 東急電鉄によると、陥没は日吉駅ホームの元住吉駅寄りの端から約170メートル先で見つかった。深さ0.5〜1メートルほど、直径は地表で0.5メートルほど、地中では直径2メートルほどまで広がっているところもあった。線路にゆがみはなく、バラストを投入して陥没を埋め、試運転して安全を確認した上で運転を再開した。神奈川県警によると、けが人はいないという。

東急東横線の日吉、元住吉駅間で線路下の敷石の一部が陥没し、現場の修復にあたる作業員=13日16時13分、横浜市港北区で

 同日午前中、保線係員が運転室に添乗して現場付近を確認した際は、異常に気付かなかった。また、7日前の徒歩での点検時は異常はなかった。同社が陥没の原因を調べている。

 この影響で、運転再開後の帰宅時間帯もダイヤの乱れは解消されず、遅れは続いた。同社は終電まで保線係員が現場で監視を続け、終電後に線路下の状態をあらためて調べる。14日は始発から通常通りの運行を見込んでいる。

◆ほかでも点検必要 高木亮・工学院大教授(電気鉄道システム)

 盛り土の一部が動いて穴があいた可能性が高い。原因の調査が急務だ。降雨や近隣での工事の影響など、原因によって対応は異なる。一般的に線路下はメンテナンスしにくい。陥没場所は頻度を上げて点検するほか、同じような状況の地点では早急な点検が必要だろう。
  ◇
 東急電鉄によると、東横線は、副都心線内ー武蔵小杉駅間、菊名駅ー元町・中華街駅間で、 目黒線は、地下鉄線内ー武蔵小杉駅間でそれぞれ折返し運転し、振替輸送していた。東横線では上下線で計99本運休し、4万9800人に影響、目黒線では計62本運休し、1万3900人に影響した。

線路下の「バラスト」と呼ばれる敷石の一部が陥没した現場で補修作業をする作業員ら=13日午後5時58分、横浜市港北区で(本社ヘリ「おおづる」から)

陥没発生時の画像(東急電鉄提供)

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