米竜巻の死者80人超、依然100人以上安否不明 大規模被害のケンタッキー州をバイデン大統領が視察へ

2021年12月14日 10時44分
竜巻に破壊された住宅地=13日、米ケンタッキー州メイフィールドで(AP)

竜巻に破壊された住宅地=13日、米ケンタッキー州メイフィールドで(AP)

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】米南部と中西部を襲った大規模な竜巻災害で、ケンタッキー州のビシア知事は13日に記者会見し、同州内で74人の死亡が確認されたと明らかにした。依然、安否が確認されていない人が100人以上いるという。近隣の州で確認された14人を含め、死者は全体で少なくとも88人となった。
 ケンタッキー州では数千戸が損壊し、3万戸近くが停電している。バイデン大統領は15日に同州を視察することを表明。電力や通信の復旧、水の供給など支援に全力を挙げる考えを示した。
 ケンタッキー州の死者は生後数カ月の乳児から86歳。米メディアによると、被害の大きかった同州メイフィールドでは、夜勤の110人がいたろうそく工場が全壊し、8人が死亡、8人が行方不明となっている。イリノイ、テネシー、アーカンソー、ミズーリ各州でも犠牲者が出ている。
 竜巻は10~11日にかけ、8州で50個以上が発生したとみられ、ケンタッキー州を襲ったうちの1つは、365キロもの距離を移動した。冬場の大量発生は珍しく、バイデン氏は気候変動との関連を調査する考えを示している。

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