犯罪被害者と加害者を分けずに立ち直り支援、任意団体が発足

2021年12月14日 20時13分

団体発足の意気込みを語る「犯罪に巻き込まれた人々の支援」の共同代表ら=14日、東京・霞が関の司法クラブで

 犯罪被害者、加害者を支える活動に取り組む人たちが立場を超えて結集し、任意団体「犯罪に巻き込まれた人々の支援」を立ち上げた。14日に東京都内で会見し明らかにした。共同代表に就いた阿部恭子さんは「被害者になった人が加害者にならない保証はない。ステレオタイプに被害者、加害者を分けるのではなく、包括的に立ち直り支援をしていきたい」と意気込みを語った。
 共同代表は、加害者家族支援NPO「ワールドオープンハート」代表の阿部さんのほか、被害者遺族で「被害者と司法を考える会」代表の片山徒有さん、受刑者支援NPO「マザーハウス」五十嵐弘志理事長、被害者家族で画家の弓指寛治さんら計7人。
 会見では、今後定期的にシンポジウムを開いたり、それぞれの団体の事例を共有し、連携して問題解決を目指すことを明らかにした。被害者と加害者の対話の仲介や死刑廃止のための活動も進める。
 来年2月5日午後2時から、東京都千代田区のカトリック麴町聖イグナチオ教会内ヨセフホールで発足記念シンポジウムを予定している。問い合わせは、阿部さん=電090(5831)0810=へ。(小沢慧一)

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