ヤングケアラー 自分は当てはまる? 埼玉県、中高生向けにハンドブック

2021年12月15日 07時44分

埼玉県が作ったハンドブック

 大人の代わりに家族の介護や世話を担う18歳未満の「ヤングケアラー」について理解を促そうと、埼玉県は中高生向けのハンドブック「ヤングケアラーってなに?」を作った。当事者である子どもにケアラーの自覚がなく、周囲の把握も難しい傾向があるため、相談しやすい環境づくりを目指す。
 中学生編、高校生編ともA5判。高校2年生の約25人に1人がヤングケアラーであるとの県の調査結果を示し、何がケアに当たるかを解説した。「家事の6〜7割を担い、勉強への負担が大きい」「自分の将来が心配」など当事者の声も載せた。
 相談先としてスクールカウンセラー、電話やLINE(ライン)の相談窓口も紹介。一方、ケア自体は尊い行動だとして「家族も周りの大人もきっと感謝している。あなたの悩みを聴き、共感してくれる大人は必ずいる」と当事者へのメッセージも加えた。
 ハンドブックは学校を通して生徒や教職員に配り、授業や校内研修で活用する。県のホームページからダウンロードもできる。来年1月には小学生編も発行する。(近藤統義)

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