桜を見る会 資料要求当日に名簿廃棄 「意図的」野党が指摘

2019年11月19日 02時00分
 内閣府は、安倍晋三首相が主催した今年四月の「桜を見る会」の招待客名簿を、野党議員が国会で関連質問をするために資料提供を求めた五月九日に、廃棄したことを明らかにした。野党側は、政府が会に関する詳しい説明を避けるため、意図的に捨てた可能性を指摘している。
 資料請求したのは、共産党の宮本徹衆院議員。宮本氏は五月九日に「委員会質問を念頭に置いた勉強用資料」として、内閣府などに桜を見る会の参加人数や選考基準、費用などに関する資料を要求した。宮本氏は五月に国会でこの問題を追及し、内閣府は名簿などの関連資料を「破棄した」と説明。今月十四日の野党会合で、五月九日に招待客名簿を廃棄したと明かした。
 内閣府は今月十八日の野党会合では、招待客名簿の電子データを消去した時期を「把握できない」と話した。一方、招待客名簿を作成する基となる推薦人名簿のうち、内閣府分を一部保管していることを認めた。
 内閣府は、招待客名簿の保存期間を「一年未満」と定めた経緯を巡っても、有識者から整合性を問われている。今月十三日の野党会合では、一年未満にした時期を二〇一八年四月からと説明。野党側にその根拠を問われると、今年十月二十八日に改定された規則を挙げた。
 行政文書の管理に詳しいNPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長が、こうした矛盾を指摘している。 (妹尾聡太)

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