ASEAN議長声明で「ロヒンギャ問題解決」 6月声明より関与を強める

2019年11月4日 02時00分
 【バンコク=北川成史】タイのバンコクで二日に開かれたASEAN首脳会議の議長声明が三日発表され、ミャンマーで迫害されているイスラム教徒少数民族ロヒンギャの問題解決に向けた関与の強化が盛り込まれた。
 六月の前回首脳会議の議長声明でも、難民帰還などへの「継続的な支援」を表明したが、今回の議長声明は「ASEANがより目に見える強化された形で役割を果たす」と支援を強める姿勢を示した。
 二〇一七年八月以降、ミャンマーの治安部隊などから迫害を受けたロヒンギャ七十万人以上がバングラデシュに逃れている。ミャンマーとバングラデシュの両政府は八月、難民帰還を計画したが、ミャンマーでの安全や権利保障への不安から希望者が現れず、帰還は進んでいない。
 ロヒンギャ問題は三日行われた国連とASEANの首脳会議でも議論された。会議後の記者会見で、国連のグテレス事務総長は「(バングラデシュでの)難民の状況は悪化している」と避難の長期化に懸念を表し、帰還を促す環境づくりをミャンマー政府に求めた。

関連キーワード


おすすめ情報

政治の新着

記事一覧