韓国大統領選 妻が経歴詐称、息子が賭博…両候補がスキャンダル謝罪

2021年12月19日 19時52分
 【ソウル=相坂穣】来年3月の韓国大統領選の与党「共に民主党」候補、李在明イジェミョン前京畿道知事と最大野党「国民の力」候補の尹錫悦ユンソクヨル前検事総長の双方に家族の賭博や経歴詐称の疑惑が相次いで浮上した。文在寅ムンジェイン大統領側近の曺国チョグク元法相が娘の不正入学疑惑で辞任に追い込まれるなど有力者家族の不正への国民の目は厳しい。両候補は事態収拾を急ぐが、疑惑がくすぶり続けている。

17日、ソウルで、妻による経歴虚偽記載疑惑などを受け謝罪する尹錫悦氏=聯合・共同

◆職歴に存在しないポスト

 尹氏の妻キム・ゴンヒ氏が2007年に私立大の兼任教授に採用された際、虚偽の経歴書を提出していたとの疑惑が、ニュース専門放送局「YTN」の14日の報道で判明した。
 キム氏は職歴に「韓国ゲーム産業協会企画取締役」と記したが、協会関係者によると同ポストは存在せず、勤務実態もなかった。「ソウル国際漫画アニメーションフェスティバル大賞」の受賞歴も、受賞作品は過去に勤務した制作会社の複数社員の共作で、キム氏の貢献度は大きくなかったという。

◆学位に疑義も

 キム氏は「見栄えのため欲が出た」などと釈明。尹氏は19日、「妻の至らなかった部分について国民の批判を謙虚に受け止める」と改めて謝罪したが、キム氏の米ニューヨーク大の学位に疑義が指摘されるなど、新たな問題が噴出している。

16日、ソウルでの記者会見で長男の違法賭博問題を陳謝する李在明氏=聯合・共同

◆ネットのポーカーサイトで不法賭博

 一方、李在明氏の長男(29)は19~20年にネット上のポーカーサイトなどで不法賭博を続けたという。名門大学の学生として書き込みもし、繁華街の賭博場に出入りして「500万ウォン(約48万円)稼いだ」などと自慢していた。
 李氏は16日、「息子は、誘惑に負けた。失望された方々に、父として息子とおわびする。治療も受けるようにさせる」と謝罪の声明を出した。

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