遠山清彦元副大臣、謝礼1000万円超を受領 銀座クラブの支払いに

2021年12月23日 06時00分
遠山清彦・元財務副大臣

遠山清彦・元財務副大臣

 日本政策金融公庫の融資を巡る貸金業法違反事件で、公明党元衆院議員の遠山清彦元財務副大臣(52)が2020年以降、違法な融資仲介の謝礼として複数の業者から1000万円超を受け取っていたことが、関係者への取材で分かった。受領した金を東京・銀座のクラブでの遊興費などに使っていたことも判明。東京地検特捜部は貸金業法違反の罪で、遠山元議員を近く在宅起訴する方針。
 関係者によると、遠山元議員は、貸金業登録のない環境関連会社役員の70代男性らからの依頼で、新型コロナウイルスの影響を受けた企業を支援する公庫の特別融資などを仲介。当時の秘書2人に指示し、公庫に働き掛けて担当者を企業に紹介するなどしていた。
 企業から直接、仲介依頼を受けたケースもあり、20年以降に受け取った謝礼は、男性からの数百万円を含め総額1000万円を超えるとみられる。「政治活動や選挙で必要」として男性に提供を求めることもあったが、実際の使い道には銀座のクラブでの個人的な支払いが含まれていたという。
 遠山元議員は19年9月~20年9月に財務副大臣を務めた。特別融資の導入前の19年秋にも、この男性を介して太陽光発電関連会社「テクノシステム」社長、生田尚之被告(47)=詐欺罪などで起訴=の約4億円の公庫からの融資を仲介。今年2月の議員辞職後も、当時の秘書らを通じて企業の融資の仲介を続けており、特捜部は遠山元議員が事業として継続的に違法仲介を行っていたとみている。遠山元議員は任意聴取に、違法な仲介や現金の受領を認めているという。
 公庫の融資を巡っては、公明党の太田昌孝元衆院議員の元政策秘書も違法仲介に関与した疑いがある。元政策秘書は都内で通信販売会社を経営する男性(78)を通じ、100件前後の仲介に関わって手数料を受領。男性は本紙の取材に「数十年前から無登録で融資を仲介してきた。手数料ではなく必要経費だと考えていた」と話している。

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