中村獅童の長男、初お目見え 歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」 親子だけどライバル

2021年12月24日 07時37分

記者会見に登場した中村獅童(右)と長男の小川陽喜=東京都千代田区で

 東京・歌舞伎座「壽(ことぶき) 初春大歌舞伎」(来年一月二〜二十七日)の第一部「祝春元禄花見踊(いわうはるげんろくはなみおどり)」で、中村獅童(49)の長男小川陽喜(はるき)(4つ)が、初めて観客に披露される「初お目見得(みえ)」の舞台に登場する。親子揃(そろ)っての会見で、獅童は「今日は陽喜が主役」と目を細め、陽喜は「がんばります」と元気いっぱいだった。 (山岸利行)
 長男と会見することを想定していなかったという獅童。歌舞伎を押しつけることはせず、「やってくれればうれしいくらいの感覚」だったというが、今年九月に陽喜から「やりたい」と言われ、「それはそれでうれしかった」。
 「−花見踊」は、元禄時代の花見を題材にした華麗な踊りが披露される。獅童は「正月らしく華やかな踊りになればいい」と話す一方、陽喜との初共演に「親ばかにならないよう気をつけたい。厳しい目で見ないと。親子だけどライバル」と気を引き締めた。
 見得を切ったり、立ち回りをしたりするのが好きだという陽喜。公演に向けて「楽しい気持ちです。がんばります」と笑顔で抱負を語った。

「一條大蔵譚」で吉岡鬼次郎を演じる中村獅童(2001年1月撮影) ©松竹

 獅童は同じ第一部の「一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」にも出演。平家全盛の時代にあって源氏再興をめざす源氏の忠臣、吉岡鬼次郎を演じる。「若手の時に初めていただいた大きな役で、思い入れがある」といい、「鬼次郎は実直でまっすぐな人物。(約)二十年ぶりにやらせていただきます。すべてをぶつけたい」と意気込んだ。 

◆壽 初春大歌舞伎

 ◇第一部(午前十一時開演)「一條大蔵譚」(中村勘九郎、中村獅童ら)、「祝春元禄花見踊」(獅童、勘九郎、中村七之助ら)
 ◇第二部(午後二時半開演)「三番叟(さんばそう)」(中村梅玉ら)、「萬歳」(中村又五郎ら)、「艪清(ろせい)の夢」(松本幸四郎、中村歌六ら)
 ◇第三部(午後六時開演)「岩戸の景清(かげきよ)」(尾上松也、坂東巳之助ら)、「義経千本桜 川連法眼館の場」(市川猿之助、中村雀右衛門ら)
 公演は一月二〜二十七日(十一、十九日は休演)。チケットホン松竹=(電)0570・000489。

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