NY株 週間下落12% 08年以降最大

2020年2月29日 16時00分
 【ワシントン=白石亘】二十八日のニューヨーク株式市場のダウ工業株三十種平均は七営業日続落した。新型コロナウイルスの感染拡大による景気減速懸念から売りが止まらず、前日比三五七・二八ドル安の二万五四〇九・三六ドルで取引を終えた。
 米メディアによると、ダウの今週の下げ幅は三五八三ドルとなり、下落率は12・4%に達した。週間ベースで見ると、二〇〇八年のリーマン・ショック以降で最大の下落率となり、「コロナ・ショック」とも呼べる記録的な値下がりとなった。新たにナイジェリアやニュージーランドなどでも新型コロナウイルスの感染が確認され、朝方から軟調な展開となった。リスク資産の株から資金を引き揚げる動きが加速し、ダウの下げ幅は一時一〇八五ドルを超えた。
 午後には連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利下げを示唆する声明を発表したが、市場には「すでに織り込み済みの内容」(日系証券)で、その後も荒い値動きが続いた。終盤にかけて下げ幅を縮めたものの、約九カ月ぶりの安値水準で取引を終えた。市場関係者は「相場が落ち着くにはまだ時間がかかり、来週も不安定な展開が続くだろう」としている。

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