歌舞伎町のホテルで9歳男児が転落死 殺人容疑で母親を逮捕「心中しようと…」

2021年12月29日 22時11分

男児が転落死した東京・歌舞伎町のホテル=本社ヘリ「あさづる」から

 29日午前7時5分ごろ、東京都新宿区歌舞伎町1の高層ホテルの敷地で、男児が倒れているのを、大きな音を聞き付けて駆け寄った交番警官が発見した。男児は小学3年の9歳で、現場で死亡を確認。現場から上に延びる非常階段で川崎市に住む母親(47)が見つかり、警視庁新宿署は、男児を突き落とした疑いで、母親を殺人容疑で逮捕した。
 署によると、母親は「殺意を持って突き落としたことに間違いない。無理心中をしようと思っていた」と供述している。
 署員が男児を発見後、非常階段を捜索。23階の踊り場で母親が7歳の娘と泣きじゃくっているのを発見した。
 階段付近に母親のブーツがそろえて置いてあった。母親はそううつ病とも呼ばれる双極性障害があるという。3人は28日午後5時半ごろにホテルにチェックインして17階に泊まっていた。

◆「飛び降りあったばかり。年の瀬に心痛む」

 男児の遺体が見つかった歌舞伎町のホテルの現場にはブルーシートが張られ、非常階段の壁面には男児の血とみられる痕が残っていた。

男児が転落死したホテルを調べる捜査員ら

 ホテルは西武新宿駅から徒歩2分ほど。正面口は、「トー横キッズ」と呼ばれる若者が集うシネシティ広場に面してにぎわっているが、非常階段は裏通り側にあり、人通りは少ない。この日は時折通行人が足を止め、規制線の外から眺めていた。
 勤務先が付近にあるという会社員男性(52)は「ここは飛び降りがあったばかりで『またか』という思い。年の瀬に心が痛む」と話した。新宿署によると、同じホテルで今年5月に若者の2人の飛び降り自殺があった。(原田遼)

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