沖縄で感染急増の原因は米軍?松野官房長官「コメントは控える」 玉城知事は「まん延防止」を検討

2022年1月4日 21時03分
松野博一官房長官

松野博一官房長官

 松野博一官房長官は4日、昨年末から新型コロナウイルスの感染者が急増している沖縄県の玉城たまきデニー知事と電話で協議し、政府と県が連携して感染対策を強化することを確認した。玉城氏は新型コロナ対応の特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用を検討していると説明。県内の米軍基地で感染が拡大していることから、米軍への対応についても協力を求めた。
 協議後、記者団の取材に応じた松野氏は、沖縄県へのまん延防止等重点措置について「(適用の)要請が正式に出された場合は速やかに検討する」と玉城氏に伝えたことを明らかにした。また、沖縄県に対し、ワクチン接種や検査の促進を求めるとともに、医療提供体制強化のための人的支援を検討する考えを示した。
 沖縄県では先月、米海兵隊キャンプ・ハンセン(金武きん町など)でクラスター(感染者集団)が発生し、日本人従業員らがオミクロン株に感染。日本政府の要請を受けた在日米軍は、日本に入国する全ての米軍関係者を到着後24時間以内に検査する方針に変更した。沖縄県の米海兵隊は基地内外でのマスク着用を義務化し、キャンプ・ハンセンでは巡回パトロールの頻度を増やしているという。
 沖縄県での感染者急増に関し、本紙が「原因は米軍か」と質問したのに対し、松野氏は「米軍のゲノム分析の結果も出ていないので、コメントは控えたい」と述べるにとどめ、日本政府としての言及は避けた。(山口哲人)

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