NY株続落、879ドル安 止まらぬ世界株安連鎖

2020年2月26日 16時00分
 【ニューヨーク=共同】二十五日のニューヨーク株式市場のダウ工業株三十種平均は、肺炎を引き起こす新型コロナウイルス感染拡大への懸念から連日急落し、前日比八七九・四四ドル安の二万七〇八一・三六ドルで取引を終えた。下げ幅は過去四番目の大きさで、二十四日と合計で一九〇〇ドルを超えた。欧州株も大幅に下げ、世界的な株安の連鎖に歯止めがかからない状況となった。
 二十六日午前の東京株式市場は世界的な感染拡大を警戒した売りが強まり、日経平均株価(225種)は大幅続落した。平均株価の下げ幅は一時四五〇円を超えた。
 上海や香港、ソウルの株価指数がそれぞれ1%超下げるなどアジアの株式市場でも売りが先行した。
 米国では二十五日、投資家がリスク回避の姿勢を強めたため、相対的に安全な資産とされる米国債に買いが殺到。米長期金利の指標となる十年債の利回りは一時1・307%と二〇一六年七月以来、約三年七カ月ぶりに過去最低を更新した。
 円相場は米長期金利が低下したのを背景に円高ドル安が進み、一時一ドル=一〇九円八九銭まで上昇した。
 ハイテク株主体のナスダック総合指数も二五五・六七ポイント安の八九六五・六一と大幅続落した。
 米疾病対策センター(CDC)幹部が二十五日の電話記者会見で、新型コロナウイルスの地域的な流行が米国内でも起きる可能性が高いと指摘し、警戒感が一段と強まった。二月の米消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことも投資家心理を冷やし、ダウ平均は前日からの下げ幅が一時九六〇ドルを超え、二万七〇〇〇ドルを割り込む場面もあった。
 ダウ平均を構成する全三十銘柄が下落した。景気変動の影響を受けやすいとされる金融・旅行のアメリカン・エキスプレスや化学のダウの下げが目立った。

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