<新型コロナ>飲食は1組8人→4人へ 東京都が緊急対策を決定 都立施設は原則休館

2022年1月7日 20時35分
対策本部会議で都の緊急対応について説明した小池百合子知事=7日

対策本部会議で都の緊急対応について説明した小池百合子知事=7日

 新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の急拡大を受け、東京都は7日、対策本部会議を開き、緊急対策を決めた。会食の人数を1グループ8人までとするよう求めていた飲食店への依頼を11日から「4人以内」に強化。医療機関に要請する入院患者向けの確保病床数を最大レベルの6891床に引き上げ、医療提供体制を強化する。(土門哲雄、加藤健太)

◆感染拡大は「かつてないスピード」

 都内の7日の新規感染者は922人。前週の同じ曜日の約12倍で、900人を超えたのは「第5波」終盤の昨年9月15日(1058人)以来となった。会議で、小池百合子知事は「オミクロン株によって感染拡大はかつてないスピードになっている。社会活動の基盤すら揺らぎかねない」と警戒感を示し、都民や事業者に対して緊急対応への協力を呼び掛けた。
 対応の期間は、今月11日から31日まで。都は感染対策の徹底を認証した飲食店での会食を昨年12月から8人に緩和したが、再び4人以内にしてもらう。5人以上で入店する場合はワクチン接種証明の提示を求めるよう要請する。スポーツ施設や図書館などを除く都立施設は原則休館とする。大声を出さない大規模イベントは、感染防止対策を徹底した場合、収容定員まで入場を認める現状の対応を続ける。
 都の感染者の解析によると、オミクロン株に感染した疑いがある人の発生率は昨年12月31日からの1週間で68.9%に達し、1日当たりのオミクロン株の感染者の推計値は約150人となった。
 1日あたりの推計値が100人以上となったことから、事前に決めていた緊急対応の方針に従い、医療機関に要請する確保病床をレベル1の(7日時点で4839床)から最大のレベル3(6891床に)に引き上げる。

◆軽症・無症状は入院から宿泊療養へ

 また、国の方針転換に合わせて、オミクロン株は原則入院としていた方針を変更。重症化リスクが高い人などを除き、軽症者や無症状者は原則、宿泊療養にするよう切り替え、1万1000室の療養施設を確保する。宿泊療養ができない事情がある場合は自宅療養も認め、経口薬が提供できる体制の確立などを目指す。
 一方、特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請するかについて、小池氏は「専門家の意見などを聞き、適切に対応したい」と述べた。

おすすめ情報

東京の新着

記事一覧