埼玉県内全市町村 今年は「リアル成人式」 コロナ感染対策呼び掛け 式典後の会食自粛など

2022年1月8日 07時17分

成人式が延期され屋外に設けられた記念撮影コーナーで写真を撮る新成人ら=蕨市中央の城址公園で(昨年1月11日撮影)

 新型コロナウイルス禍で昨年は延期や中止が相次いだ成人式を、今年は埼玉県内全六十三市町村が対面で実施する。人生の門出を「リアル」で祝う舞台が復活することになるが、感染の急拡大が懸念され、対策を徹底した上での開催になりそうだ。(近藤統義)
 県内の新成人は、前年より千七百二十人少ない七万一千五百六十三人。県教育委員会の調査によると、成人式を開く自治体は九日が四十六市町村、十日が十七市町。七日時点で延期や中止を決めた自治体はないという。
 ただ、年明けから県内でも新型コロナの感染拡大が顕著となり、いずれの自治体もマスク着用や消毒など基本的な感染対策の徹底を求める。会場や時間を分けて参加者を分散させたり、式典後の会食自粛を呼び掛けたりするところもある。
 美里町は「より安心して参加してほしい」と、希望する新成人に抗体検査キットを事前に郵送。式典当日の朝に自宅で検査した陰性の結果を、会場の受付で示してもらう。
 県教委によると、昨年は感染拡大による緊急事態宣言の発令が重なり、成人式発祥の地とされる蕨市などが式典を延期。草加市や日高市などオンライン開催に変更する動きも目立った。飯能、八潮、春日部の三市は中止した。
 このうち春日部市は、昨年の新成人約二千百人を対象に「21歳のつどい〜20+1(プラスワン)成人式」と題するイベントを八日に開く。成人式と同様の内容を予定し、「一年遅れではあるが、節目を祝う機会になれば」としている。

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