東京・代々木の焼き肉店立てこもり 警官が店内突入、28歳男を現行犯逮捕 けが人なし

2022年1月9日 00時58分

男が刃物を持って立てこもった焼き肉店に突入する警察官ら=9日午前0時8分、東京都渋谷区で

 8日午後9時ごろ、東京都渋谷区代々木1の焼き肉店「牛星」の店員から「店の客が『警察に連絡しろ』と書いたメモを渡してきた」と110番があった。警視庁原宿署によると、男が店長の男性1人を人質に取り、店内に立てこもった。9日未明に警察官が店内に突入し、住所職業不詳、荒木秋冬あきと容疑者(28)を逮捕監禁容疑で現行犯逮捕。店長にけがはなかった。店内にいた店員や客も全員避難してけが人はいないという。
 捜査関係者によると、男は刃物のようなものや爆発物を持っていたという情報もある。

◆現場で「ばんばん」と爆発音 直後に警官がなだれ込む 

 現場には同日午前0時10分ごろ、ばんばんという閃光せんこう弾とみられる爆発音が5発ほど響き、直後に地下の焼き肉店に向かう階段に複数の警察官がなだれ込んだ。男は確保され、まもなくパトカーが店の前に横付けされた。
 一帯はJR代々木駅近くで、周囲には飲食店や雑居ビルなどが並ぶ。警官突入前の現場周囲は規制線が張られ、警察車両が現場周辺の道路を二重に取り囲んでいた。警察官は刺股や盾を持ちながら、店の様子をうかがっていた。
 近くの塾で講師をしている大学生の男性(20)は、仕事を終えて外に出るとパトカーが集まってきたという。「事件の30分ほど前まで、中学生の生徒が塾にいて指導していた。生徒たちのことを思うと、本当に不安」と現場を見詰めた。(天田優里、森耕一)

関連キーワード


おすすめ情報

社会の新着

記事一覧