スーチー氏に2件目判決 無罪主張も最大禁錮100年以上の恐れも ミャンマー特別法廷
2022年1月10日 19時57分
【バンコク=岩崎健太朗】ミャンマー国軍が首都ネピドーに設置した特別法廷は10日、民主化指導者アウンサンスーチー氏(76)に対し、小型無線機を許可なく輸入したなど3つの罪で禁錮計4年を言い渡した。2月のクーデター以降、身柄が拘束されているスーチー氏への判決は2回目。
ほかに、新型コロナウイルス対策を怠った罪でも有罪となった。嫌疑がかけられた無線機はスーチー氏宅で見つかったが、国軍から派遣された護衛官が所持していたとされている。スーチー氏はいずれも無罪を主張しているが、今後、汚職や国家機密を漏らした罪など他の審理が続き、最大で禁錮100年超の刑が科される可能性がある。
現地メディアによると、国軍のクーデターへの抗議活動で象徴的な役割を果たした著名人らへの有罪判決も、昨年末から相次いでいる。スーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)関係者は500人以上が逮捕され、拘束中に10人以上が死亡したとされる。
スーチー氏は昨年12月6日の初判決で、社会不安をあおった扇動罪など2つの罪で禁錮計4年が言い渡され、直後に「人道上の措置」として2年に減刑されたが国内外から「不当な裁判だ」と批判が噴出した。
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