自民の牙城挑む立民 県議選 維新、初の議席なるか

2022年1月11日 07時34分

県議会の本会議場。62議席を争う選挙は12月に実施される見通しだ=水戸市で

 県議選(定数六二)は十二月に行われる見通しだ。現在は「いばらき自民党」が四十五人で圧倒的な最大勢力。国政の野党第一党ながら県議会ではわずか二人の立憲民主党が、議席を増やせるかが焦点となる。県内でも国政進出の足掛かりを築きたい日本維新の会が、初の議席を獲得できるかもポイントだ。
 自民は十四ある一人区のうち十三選挙区を押さえ、二人区でも、欠員のない十選挙区のうち九選挙区で議席を独占。野党各党は、定数三人以上の選挙区を中心に議席の上積みを図る。
 立民は「最低でも四議席」を目標に掲げる。党員やサポーターを増やし、組織力を高めていけるかが課題となる。立民県連は二月末から全四回の政治塾を開き、候補者発掘につなげたい考えだ。
 無所属の中村勇太(はやと)氏(35)=一期、古河市選挙区=の動向も注目される。議会活動では立民会派と友好的な関係を築いていることに加え、長く無所属だった父の中村喜四郎衆院議員(比例北関東)も立民入りしているためだ。
 衆院選での全国的な躍進で勢いづく維新は、「複数区には出す」(茨城維新の会関係者)方向で候補者選定を進めている。
 昨年の衆院選で、野党系無所属の福島伸享氏が自民の田所嘉徳氏を破った茨城1区(水戸市の大部分や筑西市など)内の選挙区では、従来の自民優位の風向きが変わるとの見方もある。ある自民県議は衆院選後、「これで選挙も変わる」と戸惑いを見せていた。
 複数区では唯一、自民の「空白区」となっている日立市選挙区(定数四)では、昨夏に自民を離党した福地源一郎氏(73)=五期=の去就や、自民が対抗馬を擁立するかも焦点となる。

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