栃木市の歴史的風致形成建造物 民間3棟を初指定 明治・大正期建築

2022年1月11日 07時44分

好古壱番館

 歴史と伝統文化を生かしたまちづくりを進める栃木市は、「歴史的風致形成建造物」に「好古壱番館(こうこいちばんかん)」(万町)、「雲龍寺」(泉町)、「毛塚(けづか)紙店見世蔵」(倭(やまと)町)の民間三棟を新たに指定した。
 好古壱番館は、一九二三(大正十二)年築の木造の銅板葺(いたぶき)の二階建て。旧安達呉服店で、現在は飲食店として活用されている。雲龍寺は一八九〇(明治二十三)年築で木造桟瓦葺の一階建て。毛塚紙店見世蔵は明治末期築の木造桟瓦葺二階建て。
 市は歴史まちづくり法に基づく「市歴史的風致維持向上計画」を策定し、二〇一九年に国の認定を受け、歴史的風致形成建造物の指定を続けている。期間は十年間。同建造物指定は計二十棟でこれまでの十七棟は市有。今回初めて民間の建造物を指定した。
 民間で指定を受けた建造物は修理補助金が出たり、相続税控除も受けられたりする一方、増改築時に届け出が必要になるなど一定の制限がかかる。市蔵の街課では「所有者の了解を得て民間の指定を増やしていきたい」と話していた。(梅村武史)

雲龍寺

毛塚紙店見世蔵


関連キーワード


おすすめ情報

栃木の新着

記事一覧