<参院選>女性議員増加、物心で支え

2019年7月20日 02時00分

女性候補者への支援について語る「WINWIN」の山口積恵専務理事=東京都港区で

 女性議員増を目指す市民団体が、参院選に立候補した女性候補を与野党問わず支援している。寄付を募って資金を提供したり、政治塾で交流した地方議員が候補者に付き添い助言をしたりと、物心両面で支えている。 
 女性リーダー育成塾を運営する一般社団法人「WINWIN(ウィンウィン)」は、参院選に立候補した塾生二人を含め、九人の女性候補を党派にかかわらず支援している。団体の会員に「選挙活動支援金」を募り、辞退者を除く八人に一人三十万円提供した。
 専務理事の山口積恵(つみえ)さん(75)は「女性が選挙活動をするには、子どものシッター代も必要。見返りのない寄付を集めるのは難しいが、たとえわずかな額でも役立つと思う」と資金援助の意義を語る。
 山口さんはチラシの発送準備もこなし、集会ではマイクを握り「女性議員が増えれば、社会が変わる」と訴えている。
 上智大の三浦まり教授らが設立した一般社団法人「パリテ・アカデミー」は、女性の政治参加に関する講座や合宿に、党派を超えた受講生を受け入れてきた。選挙ノウハウを伝え、政党担当者との交流の場も設けた。
 参院選には講座修了生二人が野党から立候補。団体として直接的支援はしていないが、合宿を通じて交流した現役地方議員が付き添うなど、助言や人脈紹介を続けている。共同代表でお茶の水女子大の申〓榮(シンキヨン)准教授(政治学)は「常に相談できて、一緒に動いてくれる人がいるかいないかでは全然違う」と指摘する。
 パリテは、東京都内で開いてきた講座や合宿を、今後は全国で展開する考えだ。 (坂田奈央)
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