伊豆の国・反射炉ビヤ 大河の顔「義時」をビールで表現

2022年1月12日 08時02分

北条義時の人生をモチーフに醸造したクラフトビール「義時」=伊豆の国市で

 伊豆の国市韮山地区ゆかりの偉人にちなんだクラフトビール造りに取り組む同市の蔵屋鳴沢(反射炉ビヤ)が、今年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公で、同市生まれの武将北条義時をモチーフにしたビール「義時」を醸造した。鎌倉幕府で「二つの権力」を手にした義時の人生を表現するため、「香り」と「飲み応え」の二つの魅力を出している。
 アメリカンホップをたっぷり使用したビールは、かんきつ系の香りが漂う。ピルスナー麦芽のみを使用し丁寧に仕上げた麦汁を、ラガー酵母でじっくり発酵させ、ゴクゴクと心地よく飲めるようにした。地方の若武者だった義時が、幕府の軍事・警察を担った「侍所」と政務・財務をつかさどった「政所(まんどころ)」の二つを掌握した歴史をビールで表現した。
 同社は昨年3月、外部講師を招いて義時の社内勉強会を開催。その後、試行錯誤を重ねて同9月に初期生産分を全国で販売した。今月からは、追加生産した約1000リットルの再販を始めた。担当者は「ビールが新型コロナ禍で落ち込んだ伊豆の観光に、活気を取り戻すきっかけになれば」と話す。
 ビールは市内の酒屋や「反射炉物産館たんなん」などで販売。330ミリリットルで550円。全国の専門店でも600円から販売している。期間限定だが追加醸造を予定している。(渡辺陽太郎)

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