東京都、新型コロナの警戒度レベルを引き上げ 感染者1万人超えの予測も

2022年1月13日 14時15分
モニタリング会議であいさつする小池百合子知事(東京都のユーチューブから)

モニタリング会議であいさつする小池百合子知事(東京都のユーチューブから)

 新型コロナウイルスの感染状況を分析する東京都のモニタリング会議は13日、1週間平均の新規感染者が前週から8.4倍の1136人に急増し、この水準が続くと、来週(20日)の推計値が1日当たり9576人に上り「危機的な感染状況となる」と指摘した。感染状況の警戒度を4段階のうち上から2番目の「感染が拡大している」に引き上げた。
 このほか、都の担当者は、専門家7人によるそれぞれのシミュレーション結果を報告。多くの専門家の予測で近いうちに感染者が1万人を超えるとの予測が示された。またオミクロン株の感染力がデルタ株の1.5倍でワクチン3回目接種を8カ月後とした場合、4月初めに感染者が4万8000人以上に達する―などとする分析が報告された。
 これまでの感染者の1日の最多は昨年8月13日の5908人。
 国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師は「医療従事者やエッセンシャルワーカーを含む全ての都民が感染者や濃厚接触者になるリスクが高まり、社会活動の停止を余儀なくされる可能性がある」と早急な対策を求めた。
 医療提供体制についても、警戒度を4段階のうち下から2番目の「体制強化の準備が必要な状況」に引き上げた。入院患者は954人で前週比581人増。重症患者は前週比1人増の4人にとどまった。
 都医師会の猪口正孝副会長は「入院医療、宿泊・自宅療養先をより効率的に選定し、円滑に療養生活へ移行できる体制を迅速に構築する必要がある」とした。
 小池百合子知事は「オミクロン株の急速な感染拡大による医療体制のひっ迫、社会活動の基盤を揺るがす事態を避けるため、都民、事業者、行政が危機感を共有し、感染対策の徹底をお願いしたい」と述べた。

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