車いす議員3人、衆院本会議場を視察 演壇へのスロープ設置にハードル
2022年1月13日 21時46分
衆院のバリアフリー化が参院よりも遅れている問題に関し、車いすを使用している立憲民主党の大河原雅子衆院議員と横沢高徳参院議員、れいわ新選組の木村英子参院議員が13日、衆院本会議場を視察した。3氏は今後も国会のバリアフリー化に向けて連携していくことを確認した。
衆院のバリアフリー対応を巡っては、昨年3月に脳出血で倒れ、その後は車いすで議員活動を続ける大河原氏が改善を求めている。本会議場の設備では参院が昨年1月、約5000万円をかけて演壇へのスロープを設けた一方、衆院ではスロープがなく、大河原氏は閣僚席の後ろを回って演壇に上がっている。
大型の電動車いすを使用する木村氏はこの日、本会議場にスロープを設置できるかどうかを確認。定数465の衆院は定数245の参院と比べて議場内の空きスペースが狭く、参院と同様の対応は難しいことが分かったという。木村氏は「もし私が衆院議員になったら登壇は難しくなる」と指摘した。
大河原氏は現時点でスロープ設置を要望していないが議場視察後、「参院の皆さんにもアドバイスをもらいながら一つ一つ乗り越えていきたい」と強調。横沢氏は「障害の有無にかかわらず国会活動ができるような環境を一緒につくっていきたい」と語った。
衆院議院運営委員会は13日の理事会で、空きスペースに車いすを止め審議に臨んでいる大河原氏が車いすのまま使える議席を新設することを了承した。衆院事務局は通常国会開会までに改修を完了させたいとしている。(木谷孝洋)
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