羽根突きはスポーツだ!! 中央区で大会 日本古来の遊び進化

2022年1月14日 07時17分

「羽根−1グランプリ」で対戦する児童ら=中央区日本橋浜町の区立総合スポーツセンターで

 日本古来の羽根突きをアレンジした全国でも珍しいスポーツ大会が八日、中央区日本橋浜町二の区立総合スポーツセンターであった。バドミントンのようにネットを挟んで羽子板で打ち合う。区内で六十年以上も続いている競技といい、小学四〜六年生の男女六十六人が昔ながらの遊びに触れながら汗を流した。(井上靖史)
 大会は「羽根−1グランプリ」。コートはバドミントンのシングルスの六割ほどの広さで、縦七メートル、横三メートル。中央に高さ二メートルのネットを張る。ムクロジの木の実の種などから作った羽根を羽子板で打ち合い、自陣で三回、突く間に打ち返さなければならない。七点先取した方が勝ちとなる。

対戦で使用する羽子板と羽根=いずれも区提供

 区内では、冬休みの運動不足になりがちな時期に体を動かすきっかけにしてもらおうと、一九五七(昭和三十二)年から正月明けの時期に、区立の全小学校(現在は十六校)が参加する「新年こども羽根つき大会」を開いてきた。学校ごとにメンバーを選抜して男女二チームずつ参加して対戦。通年で練習している学校もあるという。
 新型コロナ感染防止のため、大人数にならないよう昨年度に学校単位をやめ、個人参加の形に切り替えて大会名も今風にすることにしたが、結局、感染拡大で中止に。新しいスタイルの個人戦は本年度が初めてとなった。児童らはジャンプしながら力強く打ち込んだり、機敏な動きで粘り強く羽根を拾っては打ち返したりしていた。
 区文化・生涯学習課の担当者は「今と違って子どもの娯楽が少ない時代の冬休みに運動するきっかけにしてもらおうと始まり、続いてきた。日本古来の遊びに触れながら、集中力を磨けると思う」と話す。

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