埼玉生まれのイチゴ「べにたま」店頭に 9年かけ新品種 とちおとめ上回る糖度

2022年1月14日 07時39分
 県産イチゴが旬の季節を迎えている。約9年かけて育成された県オリジナルの新品種「べにたま」=写真=が昨年末に初めて出荷され、県内の一部スーパーで店頭に並び始めた。県は「埼玉生まれのイチゴを楽しんでほしい」と呼び掛けている。
 べにたまは県内で多く流通する「とちおとめ」に代わり、「埼玉ならではの品種がほしい」という生産者の声を受けて育成がスタート。県農業技術研究センター(熊谷市)が品種改良を重ね、とちおとめより大粒で糖度が高いイチゴに仕上がった。
 収穫量が多く、果肉が傷みにくいのも特徴で、市場出荷に適している。加須市と吉見町の計0.35ヘクタールで試験栽培中で、2023年12月からの本格生産を目指す。昨年4月には国に品種登録を出願し、問題がなければ数年後に登録される見込みだ。
 県内で100カ所を超えるイチゴ狩り農園の営業も本格化している。べにたまの取り扱いはまだないが、県の育成品種で甘さが際立つ「あまりん」と香りが豊かな「かおりん」が味わえる。
 県はこれらの3品種や加工品を扱う店舗のほか、宅配でイチゴを取り寄せられる農園の情報を特設サイト「SAITAMAわっしょい!」で紹介している。(近藤統義)

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