メロン栽培 障害者と連携 高崎市、就労支援の施設開設へ

2022年1月14日 07時53分

導入を予定する「町田式水耕栽培槽」で育つメロン(高崎市提供)

 高崎市は、障害者の就労の場を確保しようと、メロンの水耕栽培施設を二〇二四年度にも市内に開設する。単価の高いメロンを栽培することで、利用者の賃金向上を目指し、将来に不安を抱える障害者や家族の支援を図る。(安永陽祐)
 市によると、倉渕町内の土地を取得し、一棟約三百三十平方メートルのビニールハウス三棟や事務所と出荷作業室を兼ねた施設を設置する。利用者は主に知的障害者を想定し、定員は二十人。メロン栽培の育苗や受粉、収穫、出荷などの作業を週五日行い、利用者の自宅まで送迎する。
 通常の事業所での雇用が難しい障害者が就労に必要な知識や能力向上のために必要な訓練などを行う「就労継続支援B型」の事業所として運営する。
 民間の指定管理者に委託し、農業経験のある指導員や生活支援員など五人程度のスタッフを配置する。
 水耕栽培には、液肥を循環させる「町田式水耕栽培槽」を導入する。トラクターなどの農機具を使用しないため、危険な作業もなく、利用者の作業負担も少ない。二二年度にも土地を取得し、二三年度にビニールハウスの建設に着手する予定。
 自身が亡くなった後の障害のある子どもの生活を不安に思う高齢の親も多いという。
 富岡賢治市長は「障害者が長く働ける付加価値の高い農業生産に取り組む施設を造り、親の将来の不安解消の一助としていきたい」とコメントしている。

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