沼津市の新貨物駅で着工式 静岡県東部の発展「大きく前進」

2022年1月15日 07時42分

着工式でくわ入れをする川勝知事(前列左)と頼重沼津市長(同右)=同市で

 沼津市は十四日、静岡県と進めるJR沼津駅周辺の鉄道高架化事業の一環で、市西部の原地区に移転する新貨物駅の着工式を行った。
 高架化事業は一九八〇年代後半に検討開始。それに伴い移転が必要となった新貨物駅などについて、用地取得の開始から二十年近くかかるなど、長年の懸案事項だった。頼重秀一市長は「(高架化事業は)県東部全体の発展に有用であり、着工で大きく前に進む」と語った。
 今回の工事は、新貨物駅本体建設の前段階として、建設用地造成や一時的に雨水をためる調整池をつくる。二〇二二年度に完了予定。県が主体の高架化事業は、新貨物駅本体工事着工から十三年での事業完了をめどに、県とJR側が協議を進めている。
 着工式には高架化事業主体の県や今回の工事主体の市の関係者らが出席。川勝平太知事は「感慨深い。新たな発展の第一歩になる」と話した。
 新貨物ターミナル用地の元地権者や一部市民は事業に反対、用地取得は難航したが昨年二月、強制的に土地を収用する行政代執行で取得を完了した。元地権者らは、国と県などに事業認可の無効確認や土地収用裁決の事前差し止めを求めた行政訴訟を起こしたが、二〇年の静岡地裁判決で敗訴、東京高裁に控訴し審理されている。(藤浪繁雄)

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