北朝鮮、鉄道上からミサイル2発を日本海へ発射 米国制裁への間接的な反発か

2022年1月15日 20時06分
鉄道車両から発射されるミサイル=14日(朝鮮中央通信=共同)

鉄道車両から発射されるミサイル=14日(朝鮮中央通信=共同)

 【ソウル=木下大資】北朝鮮の国営メディアは15日、平安北道ピョンアンプクトの鉄道機動ミサイル連隊が14日に射撃訓練を実施したと伝えた。米国が12日発表した独自の追加制裁への言及はなかったが、訓練が急きょ実施されたと報じることで、間接的に反発を示した。
 朝鮮中央通信によると、連隊は14日午前に参謀本部から任務を命じられて指定の発射地点へ移動し、「2発の戦術誘導弾で日本海上の設定目標に命中打撃した」という。列車上から北朝鮮版イスカンデルと呼ばれる「KN23」とみられるミサイルが発射される場面や、沖合の無人島に着弾する様子の写真も公開された。
 金正恩キムジョンウン朝鮮労働党総書記は参観せず、朝鮮人民軍と国防科学院の幹部が指導。「全国的な鉄道機動ミサイル運用体系を完成させるための課題を討議した」とも報じられた。弾道ミサイルの発射場所を特定されにくい多様な発射手段を持とうとする狙いがうかがえる。鉄道機動ミサイルの発射は昨年9月に続き2回目。
 訓練が行われた14日朝には、北朝鮮の外務省報道官が「米国がまたわが国の自衛権行使を問題視し、挑発的な態度を見せている」と追加制裁に反発する談話を発表。同日午後、韓国軍が平安北道義州ウィジュから2発の弾道ミサイルが11分の間隔で発射されるのを探知していた。

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