[不思議な聴心器] 東京都江東区 宮坂久美子(43)

2022年1月16日 07時34分

◆わたしの絵本

イラスト・まここっと

◆300文字小説 川又千秋監修
[10年日記] 名古屋市瑞穂区・会社員・60歳 池村さゆり

 結婚した時、お祝いにいただいた10年日記。もうすぐ三冊目が終わろうとしている。
 この三十年間、日々の些細(ささい)な出来事や喜怒哀楽をつづってきた。
 10年日記の魅力は何年か前の同じ日に何をしていたかを読めることだ。
 喜びのあまり字が躍っている出産の日。涙で字がにじんでいる両親とのつらい別れの日のページは読む度(たび)に心が震える。
 さて、四冊目をどうしようか。
 私はもう還暦。四冊目が終わる時は七十歳。それまで書き続けられるだろうか?
 書店では、3年日記、5年日記が目につく。
 考えた揚げ句、「これからの十年、元気で過ごせますように」との願いを込めて、10年日記を買い求めた。
 どんな内容がつづられるかな? 十年後が楽しみになってきた。

<評> 古い日記を読み返すと、思わぬ記憶が蘇(よみがえ)り、しばし“あの頃”へ、タイムスリップ。まして、ひと昔をそっくり封じ込めた自筆の記録は、かけがえのない宝物です。ぜひ、この先も冊数を重ねてください。

[私のペット] 愛知県岡崎市・小学生・9歳 中林詩穂里 

 「ゆめ」ちゃんは私のペットです。
 オスかメスか分からないけれど、いつも寝てばかりいるので「ゆめ」という名前にしました。
 「ゆめ」ちゃんの好きな物は小松菜です。
 おそいと思われているけれど、四本足でけっこう速く動きます。
 さあ!
 何の生き物か分かりましたか?
 正解はリクガメです。
 私は「ゆめ」ちゃんと日なたぼっこをするのが好きです。
 あまり良くないと分かっているけれど、ぽかぽかしながら「ゆめ」ちゃんのとなりで寝そべって宿題をすると、少しは楽しくできます。
 夢のなかで、大きくなった「ゆめ」ちゃんに乗ったことがあります。
 今は、手のひらくらいの大きさだけど、いつかそんな日が来るかもしれません。

<評> 名前もサイズも可愛(かわい)らしいペットですが、万年とはいかないまでも、これが、なかなかの長命。順調に成長すれば、背中にまたがることも決して夢ではないはずです。いっしょに仲良く夢に向かって!

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