ジョコビッチ選手敗訴、オーストラリアから国外退去へ 裁判所がビザ取り消しの決定を支持

2022年1月16日 16時12分
16日、オーストラリア・メルボルンのホテルを出るジョコビッチ選手(ロイター=共同)

16日、オーストラリア・メルボルンのホテルを出るジョコビッチ選手(ロイター=共同)

 【メルボルン共同】オーストラリアの裁判所は16日、新型コロナウイルスワクチンを接種していないテニスのノバク・ジョコビッチ選手(34)=セルビア=の査証(ビザ)を再び取り消した政府の決定を支持する判断を示した。男子テニス世界ランキング1位の同選手は17日開幕の全豪オープンで大会4連覇と前人未到の四大大会21度目の優勝が懸かっていたが、出場できずに国外退去となる。
 オーストラリアメディアによると、ジョコビッチ選手は声明を出し、裁判所の決定に「非常に失望した」とする一方で「決定を尊重し、出国に関して関係当局と協力する」と述べた。
 モリソン首相は「国境を強固に保ち、オーストラリア人の安全を守るための決定を歓迎する」との声明を出した。法律の規定では、ジョコビッチ選手は今後3年間、オーストラリア入国が禁止され、来年以降の全豪出場もできなくなる。
 政府は、ワクチン未接種のジョコビッチ選手が滞在すれば「国内の反ワクチン感情を助長しかねない」と主張。選手側は、「政府の主張は非合理的」と反論した。16日の決定は裁判官3人の全員一致で、決定理由は後日公表するとしている。

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