「駅袋」からの脱皮を目指す池袋 豊島区が駅の東西を結ぶ構想 32年一部供用へ歩道橋や広場を整備

2022年1月18日 06時00分

歩行者広場が整備された池袋駅西口のイメージ(豊島区提供)

 東京都豊島区の高野之夫区長は17日、池袋駅の線路上空を東西に結ぶ2つの歩道橋と合わせて整備する駅前広場の完成イメージ図を公表した。歩行者の回遊性を飛躍的にアップさせ、駅ビルばかりに人が集まり「駅袋」とやゆされる街のイメージ一新を図る。区制100周年を迎える2032年までの一部供用を目指す。
 計画する2つの歩道橋は、現在パルコのある東口と東武百貨店のある西口方面をつなぐ「北デッキ」と、西武池袋本店がある東口からホテルメトロポリタンや東京芸術劇場が立つ西口方面へ抜ける「南デッキ」。

グリーン大通りに続く池袋駅東口の歩行者広場のイメージ=豊島区提供

 東口では、豊島区役所に向かう「グリーン大通り」の駅前部分を歩行者広場とする。高層ビル3棟を建設する再開発計画が進む西口では現在、池袋西口公園周辺にあるバスターミナルとタクシー乗り場を集約した交通広場をつくり、バスターミナルの跡地などに歩行者広場を整備する。

記者会見する高野之夫区長(左から2人目)、隈研吾さん(中)ら=豊島区で

 記者会見した高野区長は「新しい物と古い物が混在する雑多性と多様性、ごちゃごちゃ感。池袋らしさを残しつつ開発を進める」と述べた。会見に同席した区の都市政策顧問の建築家隈研吾さんは、線路をまたいで歩道橋や広場が街の東西をつなぐ形態を「ダンベル構造」と表現。「ウォーカブルな(歩きやすい)ストリートと広場が連動する。世界から注目される街が間違いなく実現する」と話した。(中村真暁)

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