女性も働きやすい職場に 川崎市、活躍後押し44社に認証書

2022年1月18日 07時23分

認証書を福田紀彦市長から受けた「むくの木」の田辺さん(右)=市役所で

 川崎市は十七日、女性の職場での活躍を後押しする市内の中小企業四十四社を対象に、市独自の認証制度「かわさき☆えるぼし」の認証書贈呈式を市役所で行った。同制度は二〇一八年度に始まり、認証企業は計八十三社となった。
 独自認証の対象は従業員数三百人以下で、女性の管理職や技術職への登用などキャリア形成支援のほか、テレワークや時差出勤の導入や育児休業への対応などで、仕事と生活の両立支援に取り組んでいると認められた企業など。
 今回認証を受けた四十四社のうち新規は二十六社で、残る十八社は二年前の認証の更新。市人権・男女共同参画室によると、認証企業は公共工事の入札で評価加点がされるメリットがあり、建設業が過半を占める。認証を機に女性の採用拡大につながる事例は増えているという。
 川崎区内で二カ所の保育園を運営するNPO法人「むくの木」の保育士田辺有紀子さん(32)は「職員一人一人がお互いのプライベートを理解して働き、シフトや残業の際の協力を大切にしている」と工夫を話した。従業員の約四割を女性が占めるシステム開発会社、アプリコット(川崎区)の畠山笑美子社長は「女性の技術者が少ないIT業界で、創業時から女性の採用や管理職への登用に取り組んできた」と認証を喜んだ。
 福田紀彦市長は「皆さんはフロントランナー。女性こそ新たな価値を生み、社会にとって重要な存在と気づき始めた段階にある。市役所もたゆまぬ努力をしないと、持続可能な組織とならない」と祝辞を述べた。(安藤恭子)

関連キーワード


おすすめ情報

神奈川の新着

記事一覧