ヨーカドー閉店、空洞化防げ 日立駅前に期間限定ショップ
2022年1月18日 07時44分
日立市のJR日立駅前の「イトーヨーカドー日立店」が十六日に閉店したことを受けて、駅前エリアの空洞化を防ごうと、市や地元商店会でつくる「日立駅前地区活性化委員会」は十七日、生鮮食品などを扱う期間限定ショップを隣接ビル内にオープンした。
ショップは、東鉱ビル一階の旧みずほ銀行日立支店の約六十坪。市内の農園「樫村ふぁーむ」やあかつ水産、全国に展開する生活雑貨店「無印良品」が出店した。各事業者は売り上げを参考に、ヨーカドーの後継テナントとして出店の可否を検討する。
初日は午前十一時の開店直後から多くの買い物客が訪れ、レジ待ちの長い列ができた。弁当を購入した市内の主婦稲田羽石(はねいし)さん(92)は「ヨーカドーは週二回ほど利用していたので閉店は残念。新しいショップができたのは良かったが、こんなに混むのは今日だけではないか」と話した。
オープン期間は二月二十八日まで。営業時間は午前十一時〜午後七時。無休。週末には周辺でフリーマーケットなどのイベントを予定している。
問い合わせは、市商工振興課内の委員会事務局=電050(5528)5104=へ。(佐藤圭)
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