北朝鮮「日本海上の目標を精密に打撃」と報道 17日の弾道ミサイル2発発射で

2022年1月18日 11時53分
南北軍事境界線に位置する板門店で向き合う北朝鮮兵士(奥3人)と韓国軍兵士。奥は北朝鮮の建物

南北軍事境界線に位置する板門店で向き合う北朝鮮兵士(奥3人)と韓国軍兵士。奥は北朝鮮の建物

 【ソウル=相坂穣】北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、「戦術誘導ミサイル」の発射試験が17日に同国西部で行われたと報じた。日韓防衛当局が17日午前に探知した弾道ミサイル2発を指すとみられる。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は米国の地対地ミサイル「ATACMS」に似たミサイル「KN24」が発射される写真を掲載しており、韓国では同型のミサイルだった可能性が指摘されている。金正恩キムジョンウン総書記が視察したとは伝えられていない。
 朝鮮中央通信は、「2発の戦術誘導ミサイルが日本海上の島の目標を精密に打撃した」と報道。兵器開発を担う国防科学院が、既に生産、装備されている兵器体系の正確性と安全性、運用効果を確認したとしている。
 「KN24」は、短距離攻撃用の戦術核兵器が搭載できるミサイルとみられる。比較的低高度を飛ぶため、迎撃が困難とされる。韓国の専門家は、実戦配備段階となったKN24を移動式発射台から連続発射する技術などが確認された可能性も指摘している。
 北朝鮮のミサイル発射は17日で今年4回目。14日に変則軌道で飛ぶロシア製の短距離弾道ミサイル「イスカンデル」に似た「KN23」を発射したのに続き、17日に「KN24」を発射して多様な技術を誇示し、米国の制裁強化の動きをけん制する狙いがありそうだ。
 韓国軍合同参謀本部は17日、北朝鮮の首都平壌の順安スナン飛行場付近から日本海に向けて弾道ミサイル2発が午前8時50分ごろに4分間隔で発射され、高度42キロで約380キロ飛行したと発表していた。

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