天皇陛下 玉座からお言葉 即位礼の概要決定

2019年6月21日 02時00分

「即位礼正殿の儀」で、高御座(たかみくら)の上皇さま、御帳台(みちょうだい)の上皇后美智子さまを前に万歳三唱する海部俊樹首相(当時)=1990年11月、宮殿・松の間で(内閣府提供)

 政府は二十日、天皇陛下が十月二十二日に外国元首ら国内外の賓客を前に即位を宣言される「即位礼正殿(せいでん)の儀」の次第概要を決めた。前回一九九〇年の上皇さまの前例を踏襲。天皇陛下は古式装束「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」を着用し、天孫降臨神話に由来する玉座「高御座(たかみくら)」からお言葉を述べる。首相は祝意を伝え、万歳三唱する。皇位継承に伴う儀式を検討する「式典委員会」(委員長・安倍晋三首相)の会合で了承された。
 首相は「各式典がつつがなく整然と行われるよう検討を進めていく」と述べた。
 即位礼正殿の儀は十月二十二日午後一時から約三十分間、国内外の代表約二千五百人を招待し、皇居・宮殿「松の間」で実施する。天皇陛下は高御座に昇り、即位を内外に宣言。皇位のしるしとされる「三種の神器」の一部である剣と璽(じ)(勾玉(まがたま))などは侍従によって安置される。
 首相も平成時の方針を踏襲し、「寿詞(よごと)」と呼ばれる祝辞を述べた後、松の間の床上で万歳三唱する。
 昭和天皇の即位礼では田中義一首相(当時)が庭で、上皇さまの即位礼では海部俊樹首相(同)が松の間の床上で万歳を唱えた。
 天皇、皇后両陛下が国民から祝福を受けるパレード「祝賀御列の儀」は十月二十二日午後三時半に皇居・宮殿をオープンカーで出発する。赤坂御所までの全長約四・六キロを約三十分間かけて進行する。悪天候に備え、十月二十六日を軸に予備日の設定を検討する。
 国内外の賓客約二千六百人を招く「饗宴(きょうえん)の儀」は十月二十二日、二十五日、二十九日、三十一日の計四回開く。前回は四日連続で計七回開いたが、今回は立食形式を一部採用するなどして皇室の負担軽減を図る。

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