未来のため大人も行動して 麻生でこどもSDGsフォーラム

2022年1月19日 07時24分

麻生区こどもSDGsフォーラムの出席者と子どもたち

 川崎市麻生区に住む小、中学生が企画・運営し、地域のSDGs(持続可能な開発目標)について話し合う「麻生区こどもSDGsフォーラム」が十六日、区役所で開かれた。初めての試み。福田紀彦市長や三瓶清美区長、企業の担当者らも招き、区民ら約百人が参加。ほかに約百人のオンライン視聴もあった。子どもたちは「自分にできることは何かを考えるようになった」などと生き生きと活動を報告した。(安田栄治)
 子どもたちは、区と協働で街づくりに取り組む市民団体「あさおのSDGs」が募集した「麻生区SDGs推進隊」のメンバーで、小学四年〜中学一年までの二十三人。
 活動は昨年七月から始め、区内の学校や施設、会社や店舗などを調べてSDGsにつながるものを探し、その場所を示す「麻生区サステナビリティマップ」を作っている。完成すれば学校や区役所など公共施設に配布し、地域にSDGsの活動を広める。

子どもたちが作成した「麻生区こどもSDGsフォーラム」のチラシ

 大人たちに未来を見つめてもらうことも、重要な活動目標。フォーラムのチラシも子どもたちが担当し「“だれかが”じゃない ミライを残すために イマ私たちにできること」とメッセージを書き込んだ。
 フォーラムでは、子どもたちが活動報告。地元企業もSDGsにつながる活動を発表した後、トークセッションがあった。
 子どもたちから「地球温暖化、少子化などを聞くと明るい未来とは思えない。未来に生きる私たちのことをどう思っていますか」と質問された福田市長は、困った表情を浮かべながらも「政令都市でCO2排出量が一番多い川崎市をどうやって変えていくか、企業と協力してやっていく。未来は必ず明るいと私は信じています」などと、子どもたちを見つめながら説明した。
 手作りのフォーラムを終えた市立柿生小六年の今井結菜(ゆうな)さん(12)は「未来は明るいと言われ、少しホッとしました。必ずそうなるように、大人の人たちも行動してほしい。学校で環境委員長を務めているので、低学年の子どもにも分かりやすく説明し、これからも身近なところから(SDGsにつながる)行動を起こしたい」と話した。
 市立百合丘小五年の土方啓志朗(けいしろう)さん(11)は「学校を越えて、いい仲間ができてうれしい。地域の人とさらに交流して活動を続けていきたい」と目を輝かせた。

フォーラムで作成中の「麻生区サステナビリティマップ」を紹介する子どもたち=いずれも麻生区役所で


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