足利市内の「ごみの分け方・出し方」 スリランカ版ポスターが人気

2022年1月19日 07時46分

スリランカ版ごみ分別ポスターを作製した正田江利子さん(中央)と教え子ら=足利市で

 在住スリランカ人の一大拠点で八百人超が住む足利市で、同国公用語のシンハラ語、タミル語に翻訳した初の「ごみの分け方・出し方」ポスター(A3判)が完成した。同市在住、日本語教師正田江利子さん(46)と同国出身の教え子女性五人が、市と連携して作製した。ハラルフードを扱う食料品店やモスク、市内各公民館などで無料配布が始まり、一部で品薄になる人気となっている。(梅村武史)
 正田さんは四年前から市東部の山前公民館でスリランカ人対象に日本語教室を開いており、教え子らがごみ出しに関する地域との摩擦に悩んでいることを知った。
 「ごみ分別の経験がなく、ごみステーションの存在も知らないスリランカ人は多い。日本の習慣を学ぶ勉強の一環としてポスター作製を打診した」と正田さん。昨春、有志生徒五人とチームを結成した。
 市から元本用となる日本語版の提供を受け、翻訳作業に約八カ月を費やした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、なかなか集まれず、オンラインでの話し合いやメールのやりとりを重ねた労作だ。
 同市の在住スリランカ人は八百三十一人(二〇二〇年十月現在)でベトナム人に次ぐ多さだが、市のごみ分別ポスターはこれまで英語、中国語、スペイン語など六言語のみだった。正田さんは「ごみ問題の解決を突破口に地域の国際交流が進めばうれしい」と期待している。
 ポスターは市のホームページからもダウンロードできる。
 問い合わせは市クリーン推進課=電0284(71)4192=へ。

シンハラ語版ポスター

タミル語版ポスター


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