子どもの心 ベースでつなぐ 足立の野球用品メーカーが区内の全69の小学校へ簡易ベースを寄贈

2022年1月20日 06時44分

寄贈するセットのベースを持つ吉村尚記さん=足立区で

 足立区の野球用品メーカー「フィールドフォース」(西伊興一)が、同社が運営する野球の室内練習場がオープン予定の千葉県柏市と、同区に学童野球用の簡易ベース計約二百二十セットを寄贈する。吉村尚記代表(46)は「子どもたちが野球に興味をもち、楽しんでもらうきっかけになれば」と期待している。(西川正志)
 学童野球では、全日本軟式野球連盟のルール改定で二〇二二年度からホームベースのサイズが幅約三十八センチから同約四十三センチになる。吉村さんによると、昨年末に連盟から突然、改定が伝えられ、旧サイズのベースの売り上げが激減。約二千個の在庫を抱えた。
 処分も検討したが、小学校の授業や保育園のレクリエーションなどでベースは目印としてまだ十分使えるため寄贈することにした。吉村さんは「これから野球を始める子たちにベースの大きさはあまり関係ない。目標となるベースがあった方が楽しめる」と話す。
 贈るのは同社オリジナルの旧サイズのホームベースと、各塁のベース、ピッチャープレートがセットになった商品。軽く持ち運びしやすいという。
 寄贈を受ける足立区は区内全六十九の小学校に一セットずつ、柏市は、要望があった小学校や保育園に計百五十セットを配るという。
 在庫はまだあり、吉村さんは他の自治体への寄贈も検討している。「ベースを置けば、何もないグラウンドが一瞬で野球場になる。仲間と助け合う心やコミュニケーションを学べる野球への入り口にしてほしい」と話している。

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