緊急事態条項は「重要な論点」 改憲巡り首相答弁、衆院代表質問
2022年1月20日 19時47分
岸田文雄首相は20日の衆院本会議の各党代表質問で、改憲について「緊急事態において国会の機能をいかに維持するかは重要な論点だ」と語り、自民党の改憲4項目の一つである緊急事態条項の創設に意欲を示した。
国民民主党の玉木雄一郎代表が、国会議員の任期満了時に大規模な感染症や災害が起こった際、任期を特例延長する憲法の規定の必要性をただした。
首相は、議論が必要だとした上で「憲法が今の時代にふさわしいものであり続けているか、与野党の枠を超えた積極的な議論を期待している」と語った。前日の衆院代表質問では、立憲民主党の泉健太代表から緊急事態条項の必要性を問われ、回答を避けていた。(井上峻輔)
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