3回目ワクチンに遅れ、10万円給付の問題も…衆参代表質問で岸田政権への追及相次ぐ

2022年1月20日 20時23分
 岸田文雄首相の施政方針演説などに対する各党代表質問が20日、衆参両院本会議で行われた。野党党首らは、政権が最優先課題と位置付ける新型コロナウイルス対応を巡り、3回目ワクチン接種の遅れや検査態勢の不備などを追及。「新しい資本主義」をはじめとする看板政策にも、具体性の乏しさなどをやり玉に挙げた。

◆3回目接種や飲む治療薬、遅れ指摘に首相は

 衆院本会議では共産党の志位和夫委員長が、3回目ワクチン接種を終えた対象者が1%余と経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち最も低いとして「なぜこんなに遅れているのか」とただした。首相は「(1回目の)接種の開始が早かった諸外国では3回目も早く、わが国では今後本格化していく」と説明。一方で昨年12月から始まった医療従事者らへの接種が、政府の計画通り進んでいないことには触れなかった。
 国民民主党の玉木雄一郎代表は、飲む治療薬の供給が現段階で3万人分にとどまることを「遅すぎる」と批判。検査態勢を拡充することなどで感染拡大抑止と社会経済活動の維持を両立させることを求めた。首相は「オミクロン株の特性を踏まえたメリハリの利いた対策を講じる」など、あいまいな答弁に終始した。

◆「新しい資本主義」の全体像は?

 日本維新の会の馬場伸幸共同代表は、首相が提唱する「新しい資本主義」の実行計画策定が今春になることに触れ「金看板に据える政策に全体像さえ存在しない」と指摘。首相は施政方針演説の内容を繰り返し、具体策には言及しなかった。
 参院本会議では立憲民主党の水岡俊一氏が、子育て世帯への10万円相当給付について、離婚したひとり親に届かないケースがある問題への対応を質問した。首相は、自治体任せとする従来の見解を示すにとどめた。(我那覇圭、井上峻輔)

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