3年ぶり「六本木歌舞伎」 時空を超えた世話物 海老蔵、A.B.C-Z戸塚出演

2022年1月21日 07時26分

「六本木歌舞伎」をPRした海老蔵(右)と戸塚祥太=東京都千代田区で

 今までにない歌舞伎をつくろうと、市川海老蔵(44)らが二〇一五年に始めた「六本木歌舞伎」の第四弾が二月十八日、東京・EXシアター六本木で開幕する。通称「白浪五人男」、弁天小僧ら盗賊団が活躍する世話物「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」を基に時空を超えて展開する物語で、人気グループ「A.B.C-Z」の戸塚祥太(35)らが出演する。
 第三弾まで宮藤官九郎、リリー・フランキーらの作品を歌舞伎化してきたが三年ぶりの今回は初めて古典演目を題材に選んだ。
 制作発表で海老蔵は「今の人に伝統文化をもっと感覚的に感じてもらうため、古典を面白くつくり変える。今でいう不良の物語で、情熱、粋なところを歌舞伎の素晴らしさを生かして伝えたい」と意図を説明。現代の物語に「青砥稿−」の場面が劇中劇のように登場する構想だという。自身は、弁天小僧菊之助と海老蔵本人役の二役をつとめる。
 過去編で呉服屋の跡取り息子、現代編で強盗団を演じる戸塚は歌舞伎初挑戦。隣の海老蔵に「優しい瞳の奥に近づけないオーラがある」と緊張しつつ、「気持ちが高ぶっている。いただいた役をできるように歌舞伎の世界にしっかり染まりたい」と決意を語った。
 東京公演は三月六日まで(二月二十四日休演)。その後、十一〜十三日は福岡、十八〜二十一日は大阪で上演する。 (谷岡聖史)

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