岸田首相、防衛費「GDP比1%枠」にとらわれず 「必要なものを予算計上」 参院代表質問

2022年1月21日 19時52分
参院本会議で答弁する岸田首相

参院本会議で答弁する岸田首相

 岸田文雄首相は21日、参院本会議の各党代表質問で、自民党が掲げる防衛費の対国内総生産(GDP)比2%への増額について「金額、結論ありきではなく、現実的な議論の結果として必要なものを(予算に)計上する」と述べた。歴代政権が目安としてきたGDP比1%の枠に縛られない考えを示した発言だ。
 自民党の宇都隆史氏が昨年の衆院選公約を踏まえて「大規模な防衛予算の増額を行うべきだ」と要求したことに対する答弁。政府は年内に国家安全保障戦略などの改定を目指しており、首相は「防衛力を抜本的に強化していく」と語った。

◆選択的夫婦別姓制度には消極的

 選択的夫婦別姓制度の導入については「広く国民全体に影響を与えるもので、国民にもさまざまな意見がある」と、改めて消極的な姿勢を示した。質問した社民党の福島瑞穂党首は「姓の変更の強制は人格権の侵害だ」と主張した。
 首相は昨年の自民党総裁選で訴えた金融所得課税の強化に関し、与党の議論に委ねる考えを強調。日本維新の会の浅田均氏や共産党の小池晃書記局長らが求めた消費税減税は「当面、触れることは考えていない」と否定した。
 新型コロナウイルスの感染症法上の扱いを季節性インフルエンザと同じ分類に引き下げることは「オミクロン株が急拡大している今の時期に変更することは現実的ではない」とした上で、「今後、専門家の意見を聞きながら議論したい」と語った。(山口哲人)

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