木下元都議の報酬巡る監査請求が却下に、都の財政上欠損は変わらず

2022年1月21日 20時26分
都議選で小池百合子知事から応援を受けた木下富美子氏(木下氏のツイッターから)

都議選で小池百合子知事から応援を受けた木下富美子氏(木下氏のツイッターから)

 無免許運転で人身事故を起こすなどして都議を辞職した木下富美子氏(55)に支払われた議員報酬などを巡り、報酬を都に返還するよう求めていた住民監査請求が、却下されていたことが分かった。結果は昨年12月16日付け。
 木下氏は長期欠席していた間の議員報酬やボーナスにあたる期末手当について寄付する意向を示していた。これに対し、上田令子都議(56)らは「議員報酬は都民の血税から支払われたもの。返還されなければ都の財政上の欠損は変わらない」として、昨年12月に住民監査請求していた。
 都によると、都の監査委員が監査するかを審査した結果、住民監査請求の要件を欠いているとして、監査自体をしなかった。木下氏に報酬を支払うことが議員報酬条例などに違反していると主張する必要があったが、そうした請求内容になっていなかったという。
 請求人の上田氏は取材に「同じ事態が起きないよう、議員が長期欠席した場合の報酬のあり方を考えていきたい」と話した。
 都によると、木下氏には月額約81万円の議員報酬5カ月分と、約115万円の期末手当が支払われた。木下氏はこれら報酬を女性や子供を支援するNPO法人・団体などに寄付したと自身のホームページで明かしている。(加藤健太)

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